よくわかる用語集「ブラックリスト」

ブラックリスト

借金問題に関して、昔も今もまことしやかに口にされる言葉がブラックリストです。債務整理をおこなうとブラックリストに載るなどと言われています。しかし、結論から言えば「ブラックリスト」と呼ばれるものは、この世の中に存在しません。たとえば、Aさんが任意整理をおこなった場合、個人信用情報機関にあるAさんの情報には任意整理をおこなった事実が掲載されます。

 

そのような中で新たな借り入れをしようと考え、B社という消費者金融に申し込みをおこなうと、B社はAさんの個人情報を見るために個人信用情報機関のAさんの情報を閲覧するわけですが、先ほど書いたようにAさんの情報には任意整理の事実が載っているため、B社はAさんからの申し出を断ることになります。B社としては自分たちが貸したお金も任意整理されてしまうのではないかと考え、そのようにするのです。これはB社だけに限らず、どのような金融機関であっても同じです。

 

そのため、個人情報信用機関に掲載されることを「ブラックリストに載る」と表現する人がいるわけですが、正しく言えばブラックリストという名前のものは存在しないわけです。また、個人信用情報機関に過去の債務整理などの事実が記載される期間は、任意整理の場合には5年程度、自己破産の場合には10年程度と言われているため、その期間は新たな借金ができなくなるわけです。

 

管財人

管財人というのは、財産を管理する人のことです。裁判所に指名されて担当することになるのですが、自己破産をおこなう場合には、まずは借金を作ってしまった人の財産を売り払って最低限の返済をおこなう必要があります。それでも借金が返せない場合、残額は免除されるわけです。しかし、財産を隠したり、返済に回す前に勝手に売って浪費してしまわれては借金の返済に回す金額が更に少なくなってしまいます。さらに、どんな財産がどこにあるのかをきちんと把握しておく必要がありますし、お金を貸した側がそれらを勝手に持っていく行為にも注意しなければなりません。そんな財産に関する管理業務すべてをおこなってくれるのが管財人なのです。第三者という立場なのでどちらに肩入れすることもなく公平な立場で財産を見極め、管理してくれるわけです。管財人がいないと自己破産や個人再生をおこなえないとも言われており、その存在はとても大切なのです。どのような人が管財人になるのかは裁判所によって異なりますので一概には言えません。

 

行政書士

弁護士や司法書士と同じような立ち位置の職業に「行政書士」というものがあります。特に司法書士とは名前がよく似ているため、ときどき勘違いする人もいるくらいです。しかしながら、肩書きが違う以上、資格も異なり、与えられている権限も違います。そのため、行政書士には借金に関する依頼や相談をおこなうことはできません。たとえば違法な取り立てを金融業者から受けていて、それをやめさせたい場合には「内容証明郵便」などを送付することによってストップさせられる場合があります。そのような場合には行政書士に依頼して書類を作成してもらうことは可能です。しかし、借金の返済を相談したり、任意整理の際に金融業者との間に入ってもらうなどのことはできません。もちろん、話し相手ぐらいにはなってくれるかもしれませんが、あくまでそれだけです。そうは言っても知り合いや親せきに行政書士さんがいるのであれば一度話を振ってみるのもいいかもしれません。なぜなら行政書士さんは仕事柄、司法書士さんと仕事をしていることも多いため、借金問題に強い司法書士さんを紹介してくれる可能性もあるからです。