お金 借りる

国は多重債務者を減らすために、年収の3分の1を上限にしかお金を貸すことができないという総量規制を打ち立てました。ではそれでもって、はたして多重債務者はなくなったでしょうか?

 

総量規制がひかれる前と現在とでそんなに多重債務者が減っているようなメッセージは国からもありません。むしろそれがためにお金が必要なのにどうしても消費者金融から借りられなくなって、結果自己破産やそこまでいかないまでも債務整理等々をせざるを得なくなった人たちがどんどんと出てきています。また、闇金に手を出さざるを得なくなったり、クレジットカードの現金化に走ってしまっている人も沢山出てきているのが実情ではないでしょうか?

 

国は総量規制をする前に多重債務者を減らすという、この一点にしか目がいっていなかったとしか考えられません。総量規制をすればそれによってお金が借りにくくなり窮地に陥るであろう人たちのことは一切考えなかったと思います。多重債務者が増加しているといった当時の問題解決のために、ただ、その場しのぎの政策がこの総量規制だったのです。

 

今、安倍政権は経済対策の一環として金融緩和で市場をお金でじゃぶじゃぶにしています。それにはお金の調達に困っている個人に対する対策というものは一切ありません。確かに、日銀から銀行にお金が入れば貸し出しを弛めます。しかし、それは法人や富裕層に対してだけといっても過言ではないと思います。消費者金融で借りようとしている人たちには銀行は見向きもしません。

 

確かに簡単に国が一般国民にお金を貸しやすくすれば多重債務者が増えるかもしれません。しかし、それを考えたとしてもあまりにもお金が必要なのにどうしても借りられない人達のことを考えなさすぎだと思います。法整備を求めざるを得ません。